サティヤとゾフィーの楽屋裏


説明文は、サティヤとゾフィーが会話をしながら説明する台本(ネタ)形式と、ごく普通の散文形式を用意いたしましたので、読みやすい方をご選択下さい。
内容はまったく同じではありませんが、要のところはどちらでも説明してあります。

散文形式
台本(ネタ)形式

シリーズのトップへ


◆散文形式◆

 サティヤとゾフィーは、私が以前某匿名掲示板のネタスレに投稿する際、ネタを作りやすいようにと考えたキャラ設定を転用したものです。

 スレッド(以下、スレ)内において、原作シリーズ3の賢者はしばらくの間動かす人がいませんでした。
 もともと3の仲間キャラはプレイヤーが好きに設定できるようになっています。それで、私が新規参入でネタを投稿する時、キャラを動かしやすいように男賢者は悟りの書で転職したエリート風、女賢者は遊び人から転職で辰巳芸者のような気っ風の叩き上げという設定を考えました。

 しかし、ネタを書けば書くほどキャラに愛着が湧き、独自の設定がどんどん膨れ上がっていく。スレ内では行き過ぎな独自設定が歓迎されないことはわかっていましたから、投稿していてもだんだん窮屈で苦しくなってきました。
 他のシリーズの仲間キャラと違って3の仲間キャラには決まった性格も設定もないので、どこまでが許容範囲の独自設定なのかその線引きが自分の中で曖昧になってきたこともあります。スレに投稿した女賢者の普段の生活ぶり(風呂上がりにバスタオル一枚でふらふらしている)等、既に独自過ぎではないか、とも実は密かに思っています。
 とにかく、この二人を束縛なしにもっと自由に動かしたかったというのが小説化して自サイトで発表した本音です。
 そういう経緯ですので、このシリーズでは男賢者と女賢者に関しては控えていた設定(特に女賢者)が出てきます。バックボーンとなる物語も3とは別に独自に考えました。魔法などの道具立てはかなり似ていますが、賢者という概念には少し違いがあります。元ネタのスレッドをもし御存知の方も、あちらのキャラとは別物だと考えて頂いた方がいいかもしれません。

 因みにスレに投稿済みの二人の設定は、
 男賢者:悟りの書で賢者に転職。性格はあたまでっかち。賢者という職業を絶やさぬため弟子を物色中。子供が好きで、自身も子供受けするタイプだが、そのせいで誤解を受けることも。アカイライ保護協会会長。
 女賢者:元遊び人の賢者。男賢者の相方で、『賢者の研究所』に同居中。悟りの書の内容に興味津々。
 と、いったところですが、こちらでは世界観が異なりますので悟りの書、アカイライ、遊び人なるのもは存在していません。


Fumi Ugui 2008/07/23

シリーズのトップへ


台本(ネタ)形式

シリーズのトップへ

サティヤ「これはなんだか改まった場所だね」
ゾフィー「『○竜伝』風に座談会なんですって」
サティヤ「何を話せばいいのかな?」
ゾフィー「まずは、あたし達の生い立ちなんてどうかしら」
サティヤ「元々某匿名掲示板のネタスレに投下するために生み出されたんだったよね」
ゾフィー「当時、そのスレでは賢者キャラは長いこと使われてなかったのよね。
     で、それを見て賢者なら動かせそうだと」
サティヤ「仏教の知識を少しかじったことがあったものだから、
    『悟りの書』で転職する賢者ならと思ったんだよ」
ゾフィー「3のキャラは設定が完全にプレイヤーの想像任せだから、
     ネタを作るにあたってまず動かしやすいように性格を設定したのよね」
サティヤ「僕は神学校か魔法学校を出て悟りの書で転職したエリート風。
     君は遊び人から自力で悟って賢者になった姉御肌の辰巳芸者風」
ゾフィー「あたしって辰巳芸者だったんだ!でも、随分感じが違わない?」
サティヤ「あくまでもモデルだからね。
    『御家人斬○郎』の蔦吉姐さんをイメージしてたらしいよ」
ゾフィー「それにしては奔放よね」
サティヤ「確かに。蔦吉姐さんの方がゆかしさというか慎みがあるよね。
     裸で人の前をうろついたりはしないだろうし」
ゾフィー「あ、そこそこ。問題はそこなのよ」
サティヤ「ん?」
ゾフィー「今回こうして個人サイトで発表した理由」
サティヤ「ああ。実際にネタを投下し始めると欲が出てきたんだったね」
ゾフィー「キャラに愛着が湧いてきて
     どんどん細かい設定を思いつくようになっちゃったのよ」
サティヤ「僕達に固有名詞をつけて小説を書いたりね」
ゾフィー「スレ内ではあまりにも独自の設定は嫌がられるから、
     そこを掘り下げたネタを投下する訳にもいかないし。
     段々と苦しくなって来ちゃったのよね」
サティヤ「女遊人と僕の関係とかね。君の私生活なんかもちょっと出ちゃったし」
ゾフィー「あれもやり過ぎだったんじゃないかって思ってるみたい」
サティヤ「長すぎるネタや、設定が飛躍しすぎているネタも投下しにくいからねえ」
ゾフィー「とにかくオリジナル設定部分の妄想が暴走しちゃって」
サティヤ「そんなこんなで書かれた作品が『賢者の家』シリーズな訳だ」
ゾフィー「シリーズなの?」
サティヤ「予定ではね。幾つか短編があるらしいよ。
     小説化するにあたってバックボーンとなる勇者とのオリジナル冒険譚を
     新たに考えたらしいね。
     だから、僕らの経歴は某元ネタとは全然別ってことになる。
     賢者と名乗ってはいても少し定義が違ってたりするんだ」
ゾフィー「冒険譚・ファンタジーっていうとどうしても似たような概念や設定は
     は出てきちゃうけど。一応ね」
サティヤ「舞台を南国に設定したのは目先から変えようってことかな。
     インドの民族衣装や仏教美術が好きってこともあるけれど」
ゾフィー「単純に書いてる季節が冬で寒いからって話も」
サティヤ「僕らはいつも半裸だからね」
ゾフィー「いつまでもこんな処にいたら風邪引いちゃう。
     ねえ、サティヤ。早くアリヤン・カーンに帰りましょ」
サティヤ「雪を見るのも一興だと思うけどね。それじゃ、お暇しようか」

Fumi Ugui 2008/02/09

シリーズのトップへ

Copyright(C) Fumi Ugui since 2008 無断複写・複製・転載は御遠慮下さい