足長おじさんと僕

5.潜入、ホストクラブ!

 路地裏の通用口から控え室に入ると、水樹はロッカーの鍵を開けてトートバッグを仕舞い込んだ。
 途端、ふわりとよい匂いが仄かに薫る。
 水樹は小さく溜め息を吐いた。どうやらまだ完全には抜け切っていないらしい。
 原因は、香水を拭いたハンカチだった。
 一昨日の夜、接客中に使ったそのハンカチを、洗っている暇もなく取りあえずそのままバッグに入れておいたら匂いが抜けなくなってしまったのだ。その日は家に帰り着いてから夏乃に散々からかわれた。
 匂いを取ろうと一晩外に干しておいたのだがあまり効果はなく、昨日桐生に気付かれはしたが特に詮索されなかったことが奇跡のように思える。
 水樹が店の用意したお仕着せのスーツに着替えていると代表が声を掛けてきた。
「やあ、水樹君。店には慣れたかい……じゃなかった。今日で終わりだったか。残念だなあ」
 水樹は丁寧に頭を下げる。
「あの、一週間だけとか、十時までとか、我がままを聞いて頂いて本当にありがとうございました」
「いやいや。谷口さんの紹介だしね」
 と、一軒の店を構えるオーナーにしては随分と若く見える代表はにこにこと笑った。
「それに君みたいな、素人っぽくって清潔な印象の子は一定の需要があるんだよ。ウチにはいないタイプだし。君さえよかったら、このままいてほしいくらいだ」
「代表、そりゃ無理でしょう」
 開店に備え、銘々に身だしなみを整えながら聞いていたホスト達が呆れたように笑う。
「そうですよ。何たって、彼は医者を目指してんだから」
「ああ、そうだった。そうだった。医者になるなら勉強大変だ。頑張ってよ」
「はい。ありがとうございます。皆さんにもいろいろお世話になりました」
 同僚のホスト達にも丁寧に頭を下げる水樹の肩をぽんぽんと軽く叩くと、
「給料のことは言ってあるから、帰るときに経理の方からもらってね」
 代表は店の方へと消えていった。

 ◆

 ホストクラブ『マリー・アントワネット』が営業を始めてしばらく経った頃、店の前に一台のタクシーが横付けされた。
 後部座席から降りたのはひとりの男。
 長身の堂々とした見栄えのするシルエットに、カジュアルなサマースーツ。日曜の繁華街という通常より更に人出が多い場所にもかかわらずその端整な素顔を堂々晒し、辺りを睥睨して立つ姿は一流芸能人と呼ぶに相応しい貫録だ。
 その人を一目見るなり近隣の客引きが皆動きを止めた。行き合った人々が次々と立ち止まり、携帯で写真を撮る者、メールで人に知らせる者、忽ちのうちに人垣が出来ていく。
 そんな周りの騒ぎを一顧だにせず、桐生は開け放たれたままの後部座席のドアに向かって恭しく手を差し伸べた。
「お手をどうぞ、小川君」
「いやー。先生にそんなことされると何だか恐ろしいですねえ」
 ドアの側までにじり寄って小川が頭を掻くと、桐生は例によって含みのある笑みを浮かべた。
「今夜は君が主役だ。私はエスコート役に徹するよ」
「はいはい。そういうことにしておきましょう」
 桐生に手を引かれてタクシーを降りた小川はカジュアルドレス姿だった。いつもは手櫛で撫でるだけのショートヘアをきちんと整え、場所に合わせて少し濃いめの化粧を施している。そうしているといささか快活すぎる普段とは違い、ちゃんと女らしく見えるから不思議なものだ。
「歩けるかね?」
「はい、多分。って……わっ?」
 言ってる側から転びそうになる小川を桐生がとっさに胴に腕を回し、支える。
「大丈夫かね」
「あー、なんかもう。カッコ悪くてすいません。ヒールのある物なんて履いたことないもんだから、バランス取りにくいったらありゃしない」
 ぼやきながら小川が一歩ごとにぐらつくため、桐生は胴に回した手を離すことが出来なかった。もうエスコートと言うよりは酔っ払いの介抱に近い形だ。
「無理難題を言ってすまないな」
 桐生は苦笑すると、小川をしっかり自分に掴まらせて『マリー・アントワネット』の扉を開いたのだった。

 桐生がその姿を現すと、店内が騒めいた。
 出迎えたボーイは言うに及ばず、たまたま桐生に気づいた女性客もぽかんと口を開けその場に固まる。その様子に気づいた担当ホストからまた隣のヘルプへと、騒めきと興奮は次々と波のようにフロア全体へと波及していき、我に返った受付が店の奥へ代表を呼びに走る頃には店内の誰もが桐生ひとりに釘付けとなっていた。
 そんな周りの空気に一向動じる気配も見せず、桐生が小川をエスコートして少し奥へ進むと、慌てて代表が出迎えた。
「これは桐生様、いらっしゃいませ」
 丁寧に頭を下げる代表に桐生は鷹揚に微笑み掛ける。
「予約もなしに騒がせてすまないね。席は空いているかな」
「はい。もちろんでございます。ただ、大変申し訳ございませんが……」
 代表が少し緊張気味に申し出る。
「身分証明書の類いをお持ちでしょうか。初めてのお客様には年齢のわかる証明書の提示をお願いしておりますので」
 俳優の桐生とその連れを顔パスで通すことは簡単だ。しかし、桐生が弁護士だという噂は代表も聞いていた。摘発されるようなことはしていないつもりだが、慎重に対応するに越したことはない。
「結構ですよ。あなた方もいろいろ気を使って大変だ」
 桐生はうっすらと笑って運転免許証を差し出す。
 それぞれの免許証を検めて二人の年齢を確かめると、代表は代表らしい威厳を保ちながらもいささか混乱気味に二人を奥のVIP席へと案内した。
 これほど著名な芸能人に接すること自体初めてだったが、何故桐生が銀座のクラブではなく、ホストクラブ『マリー・アントワネット』にやってきたのか、正直訳がわからない。
 もしかして、あの噂は本当なのだろうか。
 代表が週刊誌の記事をあれこれ頭に思い浮かべていると、その心の内を読んだかのように桐生が笑みを作る。
「実は今日は、こちらの私のマネージャー、小川君の細やかな慰労会を開こうと思いましてね」
「はあ、そういうことでございましたか」
 事情を聞いて代表はやっと安堵の笑みを浮かべた。正直、桐生に従業員目当てにやってこられても対応に困る。
「ところで、接客するホストを選ぶことは出来るのかな?」
「もちろんでございます。こちらに本が」
 代表が持って来させたのはホストのカタログのようなものだった。各ページに写真と源氏名、自己PR等が載っている。
「どうだね、小川君。気に入った人はいるかな」
「うーん」
 小川は一頻り見ていたが、案外あっさり本を閉じた。
「写真じゃイマイチわかりませんね。人の顔は立体です。照明の当たり方によっても随分違ってきますし。実際見てみないことには」
「美大出身の君らしい意見だ。代表」
 桐生はソファに身を沈め長い足を組んで代表を見上げる。
「店に所属するホストを全員こちらに呼んでもらえませんか」
「は?」
 唐突な申し出に面食らう代表に桐生は微笑んだ。
「もちろん今手が空いている者だけで構いません。特別なことをさせようというんだ。今日はせいぜい派手に遊ばせてもらいますよ」

 ◆

「おい! 店に桐生が来てるぞ!」
 駆け込んできたボーイの第一報を聞いて水樹は一瞬呼吸を忘れた。
 次の瞬間、忽ち控え室が喧騒に包まれる。
「桐生って、あの桐生? 『兜町の黒幕』の?」
「ホントかよ。何で桐生がホストクラブになんてくんだよ」
「そんなこと俺に聞かれても。とにかく来てんだ。今代表が話してる」
「もしかして、男漁りに来たんじゃね?」
「うわー。勘弁してくれよ。俺指名されたらどうしよう」
 聞こえてきた性質の悪い冗談に水樹が思わず咳き込むと、周りのホスト達が怪訝そうにする。
「おいおい、そんなにビビんなよ。冗談だって」
「ったく。つくづく業界に向いてねーヤツ」
「おい。そうイジメんなよ。バイトだぞ」
「大丈夫か、水樹?」
「……は、はい。大丈夫です」
 咳き込みすぎて涙目になってしまった水樹が同僚に背中を摩られていると、代表が顔を出した。
「君達、全員出て!」
「え、全員ですか?!」
 水樹を含めて五、六人は残っていたホスト達が目を剥く。
「VIP席だ。粗相のないようにな」
 誰かが口笛を吹いた。
「さっすが、芸能人。やることが違うねえ」
「まいったなあ。桐生なんかと比べられたら立つ瀬がねえよ」
「ホストは顔だけじゃねえだろ。弱気になるなよ」
「ぜ、全員って、僕もですか……?」
 口々にぼやいてフロアに出ていく同僚達の背中を見送りながら水樹が恐る恐る尋ねてみると代表は頷いた。
「水樹君……じゃなかった。トオル君も頼むよ。大丈夫。女のマネージャーさんの慰労会だそうだ。相手が芸能人と言っても、つまるところ普通の接客だから」
 マネージャーって、小川さんの?
 水樹は訝しむ。
 あり得ないことではないが、にわかには納得できない。ホストクラブは他に幾らでもあるのに、選りに選ってこの店に現れたことが偶然の一言で片付けられるのだろうか。
 代表に背中を押されながら、今すぐにでも裏口から逃げ出したい衝動を仕事中だと自ら叱咤し抑え付けて、水樹はフロアに足を踏み入れた。

 VIP席に堂々座を占めていたのは間違いなく桐生と小川だった。
 桐生はいつもと変わりないが、小川はスカートを穿いて化粧をしている。珍しくてついついそちらに目が行ってしまいそうになるのを極力抑えながら、水樹は同僚達の後について、無駄とは知りつつもなるべく目立たないよう桐生からは一番遠い、列の端の方に並ぶ。
「これで全員ですか」
「はい。他のテーブルで指名を頂いている者以外、手の空いている者は全員でございます」
 桐生はソファに掛けたまま十数人ほどの居並ぶホストを一瞥すると、特に何も言わずに小川を振り返った。
「どうだね、小川君?」
「そうですねえ」
 小川は嬉しそうに端から一人ひとり順番に目で追っていく。水樹を素通りしてまた列の中央付近に視線を戻した。
「どの人も優しそうで、なんだか目移りがしちゃって困るなあ」
「いつまでもこうして待たせておくのも気の毒だ。特に希望がないなら、私が決めてしまうが、いいかね?」
「んじゃ、お願いします」
 小川がきっぱり頷くと、桐生はおもむろにソファから立ち上がった。
 たったそれだけのことで、桐生はフロア中の視線を一身に集めた。水樹のみならず、代表もホスト達も他のテーブルの客もその姿に茫然と見蕩れている。
 やはり、大きい。目の前に並ぶ男達の誰よりも桐生は長身で堂々としていた。もちろん、俳優であれば容貌も言うまでもなく群を抜く。
 知らず知らずのうちに桐生を無遠慮に眺めている自分に気付き、水樹は慌てて目を逸らした。
 桐生の方では特別こちらに注意を払ってはいないようだが、それが返って不安と緊張を煽る。桐生も小川も、この期に及んで水樹に気付いていない訳はないのだ。
 しばらく悠然とホスト達を眺めていた桐生はやがておもむろに移動して列の左端に寄った。
 「では、不公平のないように端から四人といこう」
 四人と言われて水樹は慌てた。自分は何番目に並んだかはっきり覚えがない。今更確認しようにも桐生と目を合わせるのが怖くて視線を動かすことすら出来なかった。
「まず、一番端の君。それから、君……」
 順に指名する桐生の、独特の深みのある声が近付いてくる。三人目を指名した桐生の長くて奇麗な指は、最後に水樹の前でピタリと止まった。
「それから、君だ」
 ついに見交わす目と目。
 その瞬間、水樹は確信した。

 やっぱり偶然なんかじゃない!

 去り際にちらりと水樹に一瞥をくれると桐生は酒類を自由に注文させ、指名した全員を席に着かせた。桐生とはなるべく距離を置き、一番端に座りたかった水樹だが、逃がすものかとばかりに小川に腕を掴まれ、いつの間にか桐生との間に押し込まれる。
 桐生は、テーブルを囲んで弧を描いたソファの一番右端にゆったりと足を組んで掛け、左隣の水樹の他はホスト達を全員小川の周りに配置させた。
「今日は小川君の慰労会だ。遠慮せずにやってくれたまえ」
「ありがとうございます、先生!」
 役得とあって小川もノリノリだ。
「私シャンパンタワーって一度見てみたかったんです。やってもいいですか?」
「ああ、いいとも。好きにしたまえ」
 スポンサーの許可を得て、ホスト達から歓声が上がる。
 小川の相手を彼らに任せると桐生は傍らの水樹に向き直った。
「君、注いでくれないかな」
 桐生の視線が水樹の目の上で止まる。
「は、はい……」
 あくまでも穏やかな笑顔を崩さないが、桐生が怒っていることは水樹の目には一目瞭然だった。纏った空気がいつもと違う。おまけに水樹は、こんなふうに肩が触れるほど桐生の側に寄るのも初めてだった。コロンとも女性用の香水とも違う何かいい匂いが仄かにするような気もするが、何だかもうよくわからない。
 緊張と軽いパニック状態で顔が強張り笑顔を作れないでいると、桐生が鷹揚に話し掛けてきた。
「どうしたんだね、君。私が女性でないのは申し訳ないが、もう少し愛想良くにこやかに相手をしてもらえないものかな。プロたるもの、私情を表に出してはいけないよ」
 優しく見詰めてくる目と、おっとりとした口調がこの上なく恐ろしい。
「申し訳ございません、桐生様」
 側で気をつけていたのか代表が飛んできた。水樹がほっとして縋るように見ると、安心するよう目配せしてから桐生を宥めに掛かる。
「このトオルくんは新人で、桐生様のような一流芸能人にお会いするのは初めてなものでして」
 トオルという名を耳にした瞬間、桐生はちらりと水樹の方を一瞥した。
 水樹は思わず首を竦める。恥ずかしくて死にそうだった。源氏名を考えるようにと言われたとき、どうしても気の利いた名前が思い浮かばなくて桐生の本名を拝借してしまったのだ。
「不調法で誠に申し訳ございません。今すぐ他の者をお呼び致します」
「いや、それには及ばない」
 その場を離れようとする代表を軽く手を上げて押し止め、桐生は如何にも鷹揚な笑みを浮かべる。
「この場の主役はあくまでも女性だ。接客のプロは小川君か他のご婦人方に回してやってくれたまえ。添え物の私には、この新人君一人で十分だよ」
 そんなふうに言われてしまっては代表も引き下がらざるを得ない。
 縋る目をした水樹をその場に残して、すまなげに何度も振り返りながら代表はフロアの奥へと退出していった。
 それっきり、桐生は時折舐めるようにグラスの酒に口を付けるだけで一言もしゃべらなかった。
 水樹の方も見向きもしない。
 真綿で首を締められるとか、針のむしろというのはきっとこういう状態のことを言うのに違いない。
 一応、ホストとして接客中ではあることだし、このままではあまりにも気詰まりなので水樹は恐る恐る桐生に話し掛けてみた。
「あの……桐生様は、今週刊誌やテレビでいろいろと話題になっていらっしゃいます……よね?」
 桐生様と呼ばれて僅かに不快そうに眉を顰めた桐生だったが、それでも水樹の話には乗ってきた。例によって含みのある笑みを浮かべる。
「そのようだな。それで? 君が私の新しい交際相手に立候補してくれるのかね」
「ごっ、ごごごっご冗談をっ……!」
 裏返った声で思い切り首を横に振ると水樹はそっとまた桐生の顔を窺う。
「そ、そうではなくて。今こんなところに来たらますます騒がれるような気がするんですけど……」
 桐生は一旦視線を外しておもむろに水割りのグラスをテーブルに置くと、再びゆっくりと傍らの水樹に目を戻した。長い左腕をソファの背凭れの上に回し、直接触れはしないが水樹を囲い込むようにしてその目を見据える。
「必要があると思えばこそ、こうしてわざわざこちらへ出向いているのだがね」
 声が一段低くなっていた。
 きっと虎とか龍とか危険な動物の触れてはいけない部分にうっかり触ってしまったのに違いない。
 水樹は慌てて目を逸らす。
「お、小川様の慰労会でしたよね……」
 その場凌ぎにちらりと左の方に目をやると、テーブルの上には煌めくグラスのタワーが出来上がり、華やかなホスト達に囲まれて小川は役得感を満喫しているようだった。
 水樹を境に、あちらとこちらとでは天国と地獄。でなければ、南国の島と極寒のシベリアぐらいの差があるような気がする。
 同じようにそちらに目をやって桐生も僅かに苦笑した。
「貧乏くじを引かせて君には申し訳ないな。むさくるしい男相手だが、ほんの小一時間ばかりだ。我慢してくれたまえ」
「い、いえ、そんな。む、むさくるしいだなんてとんでもないです」
 むさくるしいどころか、来店中の女性客はどのテーブルでも担当ホストそっち退けで皆桐生に釘付けだった。ホスト達にしてみれば営業妨害もいいところだろう。
「ところで、トオル君。ホストというのは儲かるのかね」
「……え?」
 唐突に問われて、水樹は不用意にも桐生の目をまともに見返してしまった。
 極間近で目と目が合う。
「他の職業ではなく、わざわざホストを選ぶということはそれだけ実入りが良いということだと思うが。違うのかな?」

 ――私が払うバイト料では不満なのかね。

 口調はどこまでも穏やかだが言外に込められた非難を感じ取り、水樹は内心小さく首を竦めた。こう間近で見詰められたままではあからさまに目を逸らすわけにもいかず、辛うじて笑顔を作る。
「い、いえ。僕はまだ指名も頂いてませんし……。新人の基本給は本当に大したことありません」
「ほう」
 桐生の声がまた一段低くなる。
「大したことのない収入のために、君はこうしてここへ来ている訳だ」
 気を使ったつもりの水樹の答えは、どうやら火に油を注いだようだった。
 桐生の顔が、完璧な笑みを形作る。
「余程この仕事が好きだと見える。人に楽しんで頂くのはやり甲斐のある仕事だ。大成することを祈っているよ。精進したまえ」
「は、はい……」
 これはどういう意味なのだろう。
 当て擦りには違いないが、最後の一言は本気なのか冗談なのかわからない。見捨てられたのかと思うと肝が冷えた。
 その後も桐生は帰っていくまでの三十分あまりの間、水樹を傍らから離さなかった。

 

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Fumi Ugui 2008.04.26
再アップ 2014.05.21

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