■目に青葉 (約14000字強) /名医の子供達
2008.02.04 (開始)
2008.02.22 (完結)
12.04.04 (シリーズ全体を閲覧中止)
2014.05. (シリーズ全体を再アップ)
十六歳で父を亡くし高校を中退して働く水樹(みずき)は、ある日バイト先の撮影現場で俳優の桐生(きりゅう)と出会い転機を迎える。
シリーズ「名医の子供達」エピソード1になります。亡き父の志しを継ぎ、妹を育てながら苦学して医者を目指す青年と、銀縁眼鏡のインテリヤクザが嵌り役の二枚目俳優の、爽やかほのぼの青春物語です。根底に兄妹愛や師弟愛(?)がテーマとして流れております。
如何にもそれっぽい設定ですが、あくまでもそれっぽいだけでBLではありませんので悪しからず。
古い作品ですので、司法修習の制度など、現行の制度とは異なる記述がございます。
▲小説Contentsのトップへ戻る
■目には清かに (約28000字) /名医の子供達
2008.03.01 (開始)
2008.03.28 (完結)
東大法科に通う早渡透(さわたりとおる)は東大生という通常イメージを覆す人目を引く風貌と、現役で司法試験に合格する頭脳という二物を天から与えられた存在だった。春休みを利用して慰問サークルに参加した透は子供相手の読み聞かせで生まれて初めての壁にぶつかる。孤児院のホームドクター青葉の助言によって透の瞳に映る世界に現れた変化とは?
人と向き合うことのなかった出来すぎ東大生と、慰問先さわらび学園のホームドクター青葉の僅か数日間の出会いと触れ合いを描いた「名医の子供達」スピンオフ的なエピソード2です。
エピソード1よりも過去の話となります。
▲小説Contentsのトップへ戻る
■足長おじさんと僕 (約37000字) /名医の子供達
2008.04.06 (開始)
2008.05.04 (完結)
縁あって二枚目俳優桐生の学資援助を受けるようになった水樹。しかし、諸事情により妹の夏乃にはまだ打ち明けられないでいた。桐生のもう一つの顔弁護士の助手というバイトにも慣れてきたある日、女性週刊誌に桐生が男子学生と援助交際しているというスクープ記事が掲載された!
これって、自分達のこと?!
妹に誤解されることを恐れてうろたえる水樹と、あくまでも余裕の桐生。まだ互いをよく知らない二人の交流物語。
「名医の子供達」エピソード3です。時間系列的にはエピソード1「目に青葉」の後の話となります。シリーズの他の作品に比べてコメディ要素が多めです。
▲小説Contentsのトップへ戻る
■断然兄貴、絶対兄貴! (約53300字) /名医の子供達
2008.05.15 (開始)
2008.06.19 (完結)
進学校に通う夏乃は、定時制高校に通う兄の水樹と二人切りで暮らす高校三年生。受験シーズンも迫った二学期初日の朝、かねてからゲイ疑惑のあった俳優桐生がついに男と結婚するという記事が一斉にスポーツ紙を飾った。兄が桐生の熱心なファンだとは言っても所詮は他人事と思っていた夏乃だが、その兄から実はある人から学資援助を受けていたのだと告白されて……?
養子縁組を巡る、青葉家の兄妹と早渡家の兄弟の交流物語。櫂人(たくと)という新キャラを加えて新展開の「名医の子供達」エピソード4です。
エピソード3同様コメディ要素が多めになっております。新キャラ櫂人の影響でほんのちょっぴりラブコメ風味かもしれません。
▲小説Contentsのトップへ戻る
■春は突然に !(約33000字) /名医の子供達
2008.06.26 (開始)
2008.07.11 (完結)
透の養子となり、念願の医師への道を本格的に歩み始めた水樹。なりゆきで恋人同士のフリを何となく続ける夏乃と櫂人(たくと)。晴れて大学生となったそれぞれに、それなりの春がやってきた……?
ちょっぴり大人のラブコメ要素中心の「名医の子供達」エピソード5です。本格的な恋愛物という訳ではありませんが、他のエピソードとは少し毛色が違っています。
登場人物の年齢が上がって参りましたので、性描写未満のほんの少しだけ際どい状況と会話を含みます(第2話)。際どいと申しましても、それを目当てに期待して読むとがっかりするような、そんな程度の際どさです。
▲小説Contentsのトップへ戻る
■名医の子供達 !(約24万字) /名医の子供達
2008.07.18 (開始)
2009.03.17 (完結)
医学部の三年生となり忙しい日々を送る水樹の前に、かつてさわらび学園で数年間を共に過ごした幼馴染み、卯木(うつぎ)センスが現れた。センスは古びた新聞記事を水樹の前に突き付け、忘れられていたある事件を告発する。
もたらされた一枚の記事が孤児院に預けられた水樹の過去を暴き、家族との平穏な日々を一変させていく。
「名医の子供達シリーズ」最終エピソードです。
今までのエピソードとはがらりと雰囲気を変えてのシリアス展開です。おおまかに二部構成となっておりますが、特に前半(第一部)は、水樹の人生の中で最も辛い時期が描かれています。流血・暴力描写も回によってはございますので(第7話、9話)苦手な方はご注意下さい。
第二部はコメディ要素も多めで、エピソード5「春は突然に」と同じ程度の性描写未満の少し際どい状況と会話を含みます。(第14話、21話)
▲小説Contentsのトップへ戻る
■DVDパニック (約3500字) /名医の子供達
2009.03.27
名医の子供達シリーズ番外編。短編コメディです。
桐生の声優初挑戦が早渡家に巻き起こすちょっとした騒動を描いております。
時間的には「春は突然に」の直後ぐらいです。
▲小説Contentsのトップへ戻る
■桐生、酩酊す (約6300字) /名医の子供達
2009.04.15
青葉の死を知った透。その夜、透に呼び出された谷口が見たものは……。
名医の子供達シリーズ番外編。劇団代表谷口視点によるシリアス短編です。
▲小説Contentsのトップへ戻る
■夏乃が生まれた日 (約10000字) /名医の子供達
2009.05.15
赤ちゃんが生まれる!
青葉家の養子となって一年。優しい両親と日々穏やかに過ごしていた水樹はお兄ちゃんとなる期待に胸膨らませるが……。
名医の子供達シリーズ番外編。
水樹の視点の短編です。夏乃の生まれた日の記憶を描いております。
基本シリアスですが、最初と最後はほのぼのしています。
▲小説Contentsのトップへ戻る
Copyright(C) Fumi Ugui since 2008-2011 無断複写・複製・転載はご遠慮下さい